皆さんは、身近な方が地震や台風、津波などの自然災害や火事に見舞われた時、どのようにお見舞いをすれば良いか分かりますか?
自然災害の被害者にどのようにお見舞いをすれば良いのででしょうか?今回はそのようなお悩みを解決する災害見舞金について紹介します。
災害見舞金とは
地震や台風などの自然災害による事故や人為的災害で被害を受けた被災者に対して渡す見舞金のことを「災害見舞金」といいます。
災害見舞とは大きく分けて3つの種類があります。
- 災害支給金:市区町村などの自治体が被災した住民に対して支給する支援金
- 災害見舞金:親族や親戚が被災した時に個人と個人のお金
- 慶弔見舞金(災害見舞金):会社の福利厚生などで用意している見舞金
ここでは、この3つの見舞金について紹介します。
災害見舞金の種類
市区町村が支給している災害見舞金
自治体によっては、被災した住民に対して「災害見舞金」を支給しています。しかし、この見舞金は自治体や被災のレベルによって支給されるお金の額が異なります。
ここでは、港区を例にとって記載します。港区では被害区分や世帯によって支給される額が異なります。
出典:港区災害見舞金
また、この見舞金を管轄している部署も「共同推進課」や「福祉推進課」など自治体によって名前が異なります。
もし、気になる方はお住いの自治体のホームページをチェックしたり、問い合わせをしてみたりすることをお勧めします。
親族や親戚からいただく「災害見舞金」
「災害見舞金」とは親戚や親族などの自身の身の回りの方に渡す見舞金です。人によってはお金より水や食料、タオルなどの衣類など日用品が欲しい方もいます。
連絡が取れる場合は前もって欲しいものを伺い、送ることが得策でしょう。
被害者に見舞金ではなく、災害見舞い品を贈ることもよくあります。災害見舞品については下記の記事をご覧ください。
会社の福利厚生などで用意している「慶弔見舞金」の中の「災害見舞金」
まず、ここでは「慶弔見舞金」について簡単に説明します。「慶弔見舞金」とは従業員やその家族の祝い事や不幸に対して、会社が支給するお金です。
慶長見舞金には、「結婚祝金」「出産祝金」「死亡弔慰金」そして、今回この記事で取り上げている「災害見舞金」などが含まれています。
企業としては「災害見舞金」を支払う義務をありませんが、勤労意欲の向上や離職防止の目的も含め、福利厚生屋待遇などで支給しているそうです。
災害見舞金の渡し方
「災害見舞金」を渡す際はいくつかのルールがあります。まず、お金の裏表はきちんと揃えましょう。福沢諭吉など肖像画が記載してある方がお札の表になります。
お札を包むときは、お札の表(肖像画が記載してある方)を自身の方に向けます。正直、お札の包み方まで気にする方は少ないですが、包み方を知っていると急な出来事に対応出来るでしょう。
お札は新札の方が良い
お札は新札でなくて問題ないですが、汚れが酷かったり、しわだらけのお札はの使用は避けましょう。不幸の際は新札の使用は避けられています。しかし、災害見舞金の場合は新札を避けるというルールはありません。もし、気を使える方は、折り目を入れて包むなどするのと良いでしょう。
災害見舞金の封筒(のし袋)
災害見舞金を封筒に包む際はルールがあります。
封筒の種類
封筒は市販の白い無地のものを用います。祝儀袋や不祝儀袋は用いないので注意していください。表書きは「御見舞い」「災害見舞金」「震災見舞金」と黒字で記載します。
災害見舞金は水引や熨斗(のし)は必要ありません。水引きとは、祝儀袋や不祝儀袋などの進物用の包みを結ぶ飾り紐のことです。
出典:水引(みずびき)って何?
災害見舞金の金額の相場
災害見舞金は渡す方によって、金額が異なります。見舞金は気持ちが込もっていれば値段の額はいくらでも良いと思いますが、相場が決まっているので、参考にしてください。
誰に対してか | 金額の相場 |
---|---|
両親 | 10,000円〜50,000円 |
兄弟姉妹 | 10,000円〜30,000円 |
祖父母 | 5,000円〜30,000円 |
おじ、おば、甥、姪、いとこ | 3,000円〜20,000円 |
他の親戚 | 3,000円〜10,000円 |
友人 | 5,000円〜10,000円 |
知人、近所の人 | 3,000円〜5,000円 |
上司、同僚、部下、恩師 | 5,000円〜10,000円 |
まとめ
親戚や親族が被災したことを知った場合、一刻も早くサポートをしたいものです。しかし、そのサポートが相手の迷惑になってしまったら本末転倒です。
災害後すぐなら、支援物資、期間があいたら見舞金などその場に合わせて相手に気を使わせないことが大切です。
災害見舞い品についてはこちらの記事をご覧ください!
東日本大震災の時の津波に関してはこちら!