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台風の名前に女性の名前を付けるのはなぜ?アメリカが関係している?

台風(豪雨)

小学生のころ、台風の名前に女性の名前が付けられる現象を不思議に思った経験があります。皆さんもきっと同じ疑問を抱えているでしょう。

この記事では台風になぜ女性の名前が付けられるようになったのかから初め、台風の名前にまつわる話をサクッと解説していきます。

台風に女性の名前を付け始めたのはアメリカ!

台風に女性の名前を付け始めたのはアメリカです。台風に女性の名前を付け始めた当時、アメリカでは「STORM」という小説が社会現象のように流行っていました。

その小説「STORM」では台風が出てくるのですが、その台風を女性の名前を使って表現していたんです。

それを気象学者が真似したことが台風に女性の名前を付け始めたきっかけになります。そして、気象学者達は発生した台風にたちまち、自分の妻やガールフレンドの名前を付け始めました。

すると、過去に発生した台風の区別が簡単になったり、民衆に親しみやすくなったり台風に名前を付けることで良いこと尽くしになりました。こうしてアメリカをはじめ、各国は発生した台風に名前を付けるようになったんです。

台風の名前は女性だけじゃない!?

現在アメリカでは台風の名前は女性だけでなく、男性の名前も使用されるようになりました。男女平等や性差別に関心の強いアメリカ人の国民性から

「ハリケーン(台風)に女性の名前だけ付けるのは差別だ!!」

という声がたくさん上がったためです。今では「女性の名前の方が男性の名前よりも多くも使用されている」ということは無く、

男性の名前が付いたら今度は女性の名前を付ける、女性の名前が付いたら今度は男性の名前を付けるといったように男女交互に台風の名前を付けています。

台風に付ける女性と男性の名前は既に決まってる!

アメリカでは台風に付ける名前は既に決まっています。アメリカ海洋大気圏局ナショナルハリケーンセンターと中部太平洋ハリケーンセンターのどちらかが分担して名前を決めています。

21個の台風の名前リストを6組用意し、1年ごとに1組の名前リストを順番に使用しています。ちなみに、台風が1年に21回以上アメリカに来たとき、

22個目の台風は1個目の台風と同じ名前を付けられるようになっています。つまり22個目の台風からは一周して名前が付けられるようになるということです。

アメリカで使用されている6通りの台風の名前を以下の表にまとめました。

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目
Alberto(アルベルト) Andrea(アンドレア) Arthur(アーサー) Ana(アナ) Alex(アレックス) Arlene(アーリン)
Beryl(ベーリー) Barry(バリー) Bertha(バーサ) Bill(ビル) Bonnie(ボニー) Bret(バート)
Chris(クリス) Chantal(チャンタル) Cristobal(クリストバル) Claudette(クラウデッテ) Colin(コリン) Cindy(シンディー)
Debby(デビー) Dorian(ドリアン) Dolly(ドリー) Danny(ダニー) Danielle(ダニエル) Don(ドン)
Ernesto(アーネスト) Erin(エリン) Edouard(エドナード) Elsa(エルサ) Earl(アール) Emily(エミリー)
Florence(フロレンス) Fernand(フェルナード) Fay(ファイ) Fred(フレッド) Fiona(フィオナ) Franklin(フランクリン)
Gordon(ゴードン) Gabrielle(ガブリエル) Gonzalo(ゴンザロ) Grace(グレイス) Gaston(ガストン) Gert(ゲーテ)
Helene(ヘレン) Humberto(ハンバート) Hanna(ハンナ) Henri(ヘンリー) Hermine(へーミン) Harold(ハールド)
Isaac(イサ―) Imelda(イメルダ) Isaias(イシャイサ) Ida(イダ) Ian(ラン) Idalia(イダリア)
Joyce(ジョイス) Jerry(ジェリー) Josephine(ジョセフに―) Julian(ジュリアン) Julia(ジュリア) Jose(ジョセ)
Kirk(キャーク) Karen(カレン) Kyle(カイル) Kate(ケイト) Karl(カール) Katia(ケイシャ)
Leslie(レスリ―) Lorenzo(ローレンゾ) Laura(ロウラ) Larry(ラーリ) Lisa(リサ) Lee(リー)
Michael(ミカエル) Melissa(メリッサ) Marco(マルコ) Mindy(ミンディー) Martin(マーティン) Margot(マーゴット)
Nadine(ナディネ) Nestor(ネスタ―) Nana(ナナ) Nicholas(ニコラス) Nicole(ニコル) Nigel(ナイグル)
Oscar(オスカー) Olga(オルガ) Omar(オマー) Odette() Owen(オーウェン) Ophelia(オフェリア)
Patty(パティー) Pablo(パブロ) Paulette(パウレット) Peter(ペーター) Paula(ポウラ) Philippe(フィリップ)
Rafael(リファエル) Rebekah(レベッカ) Rene(レナ) Rose(ローズ) Richard(リチャード) Rina(リナ)
Sara(サラ) Sebastien(セバスチャン) Sally(サリー) Sam(サム) Shary(シャーリー) Sean(ショーン)
Tony(トニー) Tanya(ターニャ) Teddy(テディ―) Teresa(テレサ) Tobias(とビアス) Tammy(タミ―)
Valerie(バレリー) Van(バン) Vicky(ベッキー) Victor(ヴィクター) Virginie(ヴァ―ジニー) Vince(ヴィンス)
William(ウィリアム) Wendy(ウェンディ) Wilfred(ウィルフレッド) Wanda(ワンダ) Walter(ウォルター) Whitney(ホイットニー)

 

まとめ

いかがでしょうか?ここで、まとめると、

  • 台風の名前に女性の名前を付けるのには「STORM」という小説が関係
  • 現在では男性の名前も女性の名前と同じくらい台風に付けるようになる

昔発生した大きな台風、たくさんの犠牲を生んだ台風の名前は女性の名前です。男性・女性交互に台風に名前を付けるようになっても女性の名前を頻繁に聞く理由はそこにあるでしょう。

台風の名前にはなかなか面白いものがありますので台風の名前に少しでも興味がわいたという人はコチラの記事で台風の名前について紹介しているのでぜひ、読んでみてください!

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