津波災害警戒区域って何?
津波災害警戒区域って名前からして難しそうですよね…今回はそんな津波災害警戒区域を誰でも分かるように説明していきます。
津波災害警戒区域とは?
津波災害警戒区域とは津波発生時、住民に生命的な危害が発生する可能性のある区域、特に津波に対する警戒避難体制を布く必要がある区域のことです。
つまり津波災害が起こった時、人命に被害を加える可能性があるので対策をした方がいい区域です。
津波災害警戒区域はどのように定められる?
津波災害警戒区域はまず、都道府県知事が浸水深を想定(津波が来た時にどのくらいまで浸水するのか)を想定します。この浸水深の想定は最悪の状況を踏まえて作り上げられているのでちょっとやそっとの津波災害ならビクともしないでしょう。浸水深の想定を終えた後、人命を守るための計画を立て、防波堤を設置したり、津波災害警戒区域を設定したりするんです。
津波災害警戒区域には3種類ある!?
津波災害警戒区域にはイエローゾーン、オレンジゾーン、レッドゾーンの3種類があります。特にオレンジゾーンとレッドゾーンに関しては津波災害特別警戒区域と呼ばれ津波災害警戒区域と区別されます。
イエローゾーン(津波災害警戒区域)
イエローゾーンは津波災害警戒区域と呼ばれていますが、津波災害特別警戒区域よりかは被害を受ける恐れが少ない場所になります。もう少し砕けた表現を使うと、津波災害が起こった時に被害にあうかもしれない地域のことを指します。
オレンジゾーン(津波災害特別警戒区域)
オレンジゾーン(津波災害特別警戒区域)は最大クラスの地震に備え、津波による建物の崩壊や浸水などを考慮して建築をしなくてはならない地域のことです。特に福祉設備を建てる際には、想定される津波の高さを基に津波が寝室などに到達しないようにしなくてはいけません。
レッドゾーン(津波災害特別警戒区域)
レッドゾーン(津波災害特別警戒区域)は津波発生時にとにかく早く非難しなくてはならない地域のことを指します。こちらも津波発生時のことを考慮した建築が求められています。具体的には一般家庭にて寝室が全部浸水深にあたる建築は禁止されています。
まとめ
いかがでしょうか?
津波災害特別警戒区域は法律で定められていたり、建築にも関わってきてとてもやっかいな内容です。しかし、津波被害にあった時に人の命に大きく関わる内容なのでしっかりと把握している必要があります。また、ライフチャームでは他にも地震や津波などの災害から人命を守るための知識や方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。