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災害ボランティアとは

津波

災害の多い日本の災害からの復興・復旧の多くは災害ボランティアの助けによって成り立っています。しかし、災害ボランティアを行うには正しい情報を入手し、正しいことを行うことが大切です。そうしなければ、迷惑をかけたり、被災者の方を不愉快にさせてしまったりしてしまいます。では、「正しいこと」とは何でしょうか?ここでは、その「正しいこと」を踏まえ、災害ボランティアとは何かを紹介します。

災害ボランティアとは

災害ボランティアとは

災害ボランティアとは地震や水害などの自然災害や人災発生後に被災地で復旧・復興作業をお手伝いするボランティアのことを言います。

日本での災害ボランティア

日本での災害ボランティアは1995年(平成7年)1月17日に起きた半身・淡路大震災が始まりだと言われています。全国から約138万人のボランティアの方が集まり、この時に「ボランティア元年」という言葉が生まれました。また、同年7月には政府が「ボランティアの受け入れ」と「防災ボランティア活動の環境整備」を「防災基本法」に設けられました。

災害ボランティアの問題点

しかし、災害ボランティアは被災者に感謝されますが良い側面だけではありません。実は、阪神・淡路大震災の時は被災地ボランティアという言葉が国民に根付いていなかったので一部の人間による社会マナーの欠如によって様々な問題が起こりました。例えば、働いたからと言って食事を要求したり、避難所ではしゃいで顰蹙をかったりといわゆる「モンスターボランティア」がいました。実は、彼らの数は今でもいます。「善意」は立派なことですが、気持ちに身を任せるのではなく「今の自分に何が出来るか」を客観的に判断して被災地復興に向けて動くことが大切でしょう。

災害ボランティアをする際の留意点

災害ボランティアをすることは良いことです。しかし、ボランティア先で怪我や体調不良で迷惑をかけてしまっては本末転倒です。自身の体調や身の回りの管理はきちんと行いましょう。ここでは、最低限災害ボランティアをするにあたって留意することを述べていきます。

食事や宿泊場所

被災地の被害や復興状況によっては、ボランティア先に食料が十分に完備されていなかったり、宿泊施設が避難所のままになっていたりします。原則、ボランティアに来たからといって食事や宿泊先が提供されることはありません。自分自身で食料や手記は草木を手配しましょう。

交通手段

ボランティアをするタイミングは大変重要です。被災してまだ間もない時は緊急車両や物資を運ぶ車そして災害復旧作業の車が優先的に通行します。そのような車の移動の邪魔にならないようにマイカーの利用は出来る限り避けましょう。

心構え

自身の身の回りの危険を予測する

被災が起きた土地は地盤が緩んでいたり、余震が続いたりしています。そのため、ちょっとした地震でも土砂崩れなどが起こる可能性があります。その値域にどのような危険が潜在しているのかを常に予測して安全にボランティアを行いましょう。

「頑張って」など言葉遣いに注意する

被災者に対する励ましの言葉も注意が必要です。例えば、「頑張って」という言葉。被災者の方は心身ともに疲弊しながら精一杯頑張っています。そのような方はちょっとした言葉にも敏感になりがちです。「頑張ってください」と言って「もう十分頑張っているよ」と被災者の方を傷つけてしまう可能性もあるので言葉遣いには最新の注意を払いましょう。

相手のことを考える

常に被災者の気持ちと状況を考えることが重要です。相手の話を聞く時は否定せず、聞きましょう。彼らの抱えている悩みや苦しみを言葉にして口にすることで気持ちが軽くなり、被災者のストレスの発散につながります。また、子どもは大人がピリピリしていると気を使ってしまいます。そのため、大人よりもストレスを感じやすいため、もし子どもたちとは思う存分に遊んだり、話を聞いたりしましょう。

笑顔でいる

やはり一番大切なことは「笑顔」でいることです。もし、ボランティアの方が疲れた顔や元気のない顔をしていたらどうでしょう。ボランティアする方も楽しくないし、被災者の方も良い気分はしないでしょう。笑顔をすることで皆を元気にします。作業している時はもちろん、人と話す時は口角をあげるなどして笑顔を心がけましょう。

まとめ

土地勘がなく、ストレスを抱えた被災者の方の前で軽率な行動を取ることは大変迷惑です。しかし、正しいタイミングで正しい行動を行えば、ボランティアは大変重宝されます。多くの方を笑顔に出来るでしょう。そのためには、地元の社会福祉協議会やNPO団体などボランティをを受け付けている団体の支持に従いつつ、「今の自分に出来ること」「やって良かった」なと思うことを持続的に行うことが大切です。

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