皆さん、こんにちは。日本にやってきた東日本大震災…津波の高さは信じられないほど大きく歴史に名を刻みました。しかし、あの東日本大震災を超える津波が過去に起こっているんです。
今回は過去に発生した大津波を分かりやすいランキング形式で紹介していきます。それでは記事の方へ行ってみましょう。
3位、東日本大震災の津波高さ41メートル
世界で発生した津波の高さランキング第3位は東日本大震災の津波です。東日本大震災の時に発生した大津波の高さは21メートル、遡上高は41メートルになります。これは日本史上で最も高い津波になっています。
犠牲者の数もとても多く、死亡者が約16000人、行方不明者が約2500人、負傷者が約6000人、合計で約24500人に上ります。
東日本大震災の津波に関しては下記の記事も合わせてご覧ください。
出典:災害写真データベース
2位、バイオントダム災害による津波高さ100メートル
世界で発生した津波の高さランキング第2位はバイオントダム災害の津波です。バイオントダム災害とはダムに溜まっていた水が土砂崩れを原因に津波となって村を襲い掛かった事件です。その高さは何と100メートルです。
バイオントダムはイタリア北東部、ピアーヴェ川の支川・バイオント川という場所で1960年に建てられたダムです。バイオントダム事件はその3年後、1963年10月9日に起こりました。
実はバイオントダム事件には予兆がありました。それはダムに貯水を始めてからの出来事です。周辺地域でいくつもの地滑りが確認されていたんです。ダムを建てるのに土地としてふさわしくないことも建設前段階から分かっていました。それでもダムを取り壊すこと無く運営していたんです。
バイオントダム事件が起こった年は記録的豪雨に見舞われ、地滑りが多発していました。そしてある日突然、ダム左岸のトック山が2キロメートル以上にわたって地滑りを起こします。
重さ約2億4千万もの土砂が時速100キロでダムの中になだれ込んだんです。その勢いから発生した津波の高さはなんと、100メートル。襲われた町はひとたまりもありませんでした。バイオントダム事件の犠牲者は2000人以上に昇ります。
バイオントダムの損傷はほぼ無く、ダム自体はとっても立派な構造をしていたことが分かります。このことから、どれだけ立派なダムを作ったとしても周辺地域が危うければ大事故につながるという大きな教訓を世界は得ました。
この事件はドキュメンタリーや劇映画などで映像化されるようになります。日本でもダムの安全確認を推し進める大事件になりました。
1位、リツヤ湾大津波高さ524メートル
世界で発生した津波の高さランキング第1位はリツヤ湾大津波です。リツヤ湾大津波の高さは524メートルです。
リツヤ湾はアメリカのアラスカ州にあります。1958年7月9日現地をマグニチュード7.7の大地震が襲います。その時にリツヤ湾にあるフィヨルドが地震によって崩落します。その時になだれ込んだ土砂や氷塊を原因に大津波が発生しました。
リツヤ湾大津波は歴史上最も高い津波をして未だに名を刻んでいます。しかし、リツヤ湾には人が住んでいなかったことから湾大津波の犠牲者は2名の船乗りだけと極めて少数にとどまりました。
まとめ
いかがでしょうか?
歴史上最も高い津波の高さをランキング形式で紹介していきました。津波の高さは決して地震の大きさだけで決まらないことが分かっていただけた事かと思います。
たとえ小さな地震だったとしても大きな津波を引き起こす可能性はあります。地震が発生したら油断せず非難するように心がけてください。
この機会にぜひ、津波に対する知識を身に着けてください!