「実家では防災対策していたけど、一人暮らしになってから防災対策していないな」って方は多いのではないでしょうか?
身近に助けを求める方が少ないからこそ防災対策は必須です。今回は「非常食」の観点から災害対策について紹介します。
漠然と不安を感じている方、ぜひこの記事を読んで自然災害に備えましょう。
非常食の重要性
なぜ、非常食が重要?
自然災害が起こると、ガスや水道、電気などのライフラインが使えなくなったり、スーパーやコンビニエンスストアにある日用品・食品もすぐに売り切れてしまったりと想定外のことが多々起こります。
また、災害時は支援物資がすぐに届くとは限らず、非常食と用意していないと家に備蓄しているもので過ごすしか選択肢がありません。
災害時に困らないために「いざ、必要になった時に購入しよう!」ではなく、災害対策できる「今」から対策を行うことが大切です。
1人用の1日の非常食の目安
非常食の重要性が分かったところでここでは、1人暮らしの場合どれくらい非常食を準備しなければいけないのかを紹介します。
水
飲料水は1日1L必要です。体重1kg当たりに15mlの飲料水が必要と言われています。体重が60kgの方であれば、15ml×60kg=900mlの飲料水が必要です。
食品
加熱を必要としない缶詰や乾パン、アルファ米などを用意しましょう。農林水産省では緊急時の必要エネルギー量は1人あたり1,500kcal程度としています。
1つの目安として3食で1,500kcalを摂取できるような非常食をすることをお勧めします。
▼1人分の非常食の参考例(詳細は画像をクリック)
熱源
こちらは非常食ではありませんが、非常食と同時に準備することをおすすめします。カセットコンロなどの熱源を用意することで食品を温めることが可能なので寒い日などに効果的です。
保存する際はボンベも忘れずに、火気や直射日光をs避け、風通しの良い湿気の少ない場所に保管しましょう。
一人暮らしの方が用意する非常食の量の目安
農林水産省によると最低3日分、できれば1週間分程度の非常食の備蓄を推奨しています。
3日分の非常食
自然災害の発生直後は、交通網の混乱などにより、行政からの公的物資などの支援が3日以上届かない可能性が考えられます。
そのため、最低でも3日分(9食分)の食料は確保するようにしましょう。余裕があれば、缶詰やレトルト食品などを組み合わせて、主食+主菜+α(副菜など)を意識しながら、
日常生活の食生活と近い栄養バランスを摂取できるようにすることが災害のストレス軽減にも繋がります。
1週間分の非常食
自然災害が起きた後、地域差はありますが、約1週間でガスや水道などのライフラインが復旧すると言われています。
また、物流機能が低下し、支援物資の供給が滞る可能性が十分考えられるので、最低1週間分の食品の備蓄が得策です。
あくまでも目安ですが1週間程度の食品を確保すればある程度の事態に対応できると考えられます。
非常食の留意点
塩分が多い
一般的な非常食は長期的に保存できるよう塩分が多く含まれています。そのため、食べ続けると内臓機能の低下による腹痛などの体調不良を起こす可能性があります。
お湯をいれて食べる非常食はお湯を多めに入れるなどして調節しながら食べることをおすすめします。
賞味期限、消費期限に気をつける
非常食は5年程度で賞味期限、消費期限がくるものが多いです。賞味期限が切れても食べることは可能ですが、
災害が起きた当初は普段気にならないこともストレスによって気になるかもしれません。そのため、定期的に期限が切れていないか確認しましょう。
保管場所に気をつける
非常食を普段利用しない箇所に保管してもいざとなった時に持ち運ぶことができません。玄関や車の中などすぐ持ち出すことができる箇所に保管しましょう。
また、直射日光が当たる場所、湿気や湿度が多い箇所では非常食の腐敗などにつながる恐れがあるので保管場所の状態も合わせて確認しましょう。
まとめ
1人暮らしの方で金銭的にも余裕がなく、正直非常食を準備するのは後回しと考えている方が多いと思います。しかし、津波の多い東北の三陸地方では
「自分の命は自分で守る」という「津波てんでんこ」といった言い伝えがあります。いざとなったら、自分で自分の命を守らなければいけません。
この記事を読んだ機会に非常食の検討をしてみてはいかがでしょうか?
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