ここでは、停電したら何をすべきかについて紹介します!
はじめに
地震、台風、豪雨など災害の多い日本では停電対策が不可欠です。常日頃から停電対策をしていると、停電というもしもの事態が起きても対応できます。しかし、停電対策が出来ていないとどうでしょう?
朝や昼など太陽の光がある時は良いでしょうが、夜急に真っ暗になったらどうでしょうか?多くの人がパニックになり冷静さを欠くでしょう、もしもの事態の時こそ客観的に自身の置かれた状況を把握し、適切な処置を行うことが重要です。
停電したら何をすべきか知りたい
では、早速停電した時に何をすべきかを紹介します。
外出している場合
安全な場所に避難する
停電の原因が雷の可能性があるので、外出中に遠くで雷がなっていたり、ピカッと光ったりした時は安全な場所に避難しましょう。
比較的安全な場所とは、
- 鉄筋コンクリートの建物
- 自動車、バス、列車の内部
です。比較的屋内は安全です。
安全のため、全ての電気器具、天井や壁から1m以上離れましょう。スマホや音楽プレーヤーの使用も出来る限り避けましょう。
逆に危険な場所は、
- 校庭(グラウンド)
- 屋内プール
- 堤防、砂浜
- 山頂
などです。
高い建物がなく、開けた土地では人間が落雷に遭いやすいです。近辺に安全な場所がない場合は電柱、煙突、鉄塔など高い物体から4m離れたところに避難してください。
避難したら、できる限り体勢を低くしてください。雷の活動が収まり、20分程度経ってから安全な場所に避難しましょう。
屋内にいて停電になった場合
停電になっている地域を確認する
まず、「停電だ!」と感じた場合は窓をのぞいたり、近所の人に確認したりして停電になっているエリアを確認しましょう。
家の一部や全体だけに電気が来ていないが、近所の電気が点いている場合はブレーカーが落ちている場合が多いです。
ブレーカーが落ちた場合は「安全ブレーカー」「漏電ブレーカー」そして「アンペアブレーカ」のどれが落ちたのか確認し対処しましょう。
停電だった場合は
周囲の人に確認したりした結果、停電だった際はまず家具のコンセントをプラグから抜きます。東京電力によると停電が解消された時に火災や事故が起こることを防ぐためだそうです。
停電したらどこに連絡すれば良いか
停電したら電力会社またはお近くの電力会社の支社に電話してください。また、停電範囲が広い場合は電話回線の混雑が予測され、なかなか繋がらない可能性があります。
もし、繋がらない場合でも電力会社はどの地域が停電しているか把握しているので焦らず、復旧を待ちましょう。
北海道電力についてはこちら
東北電力についてはこちら
東京電力についてはこちら
中部電力についてはこちら
北陸電力についてはこちら
関西電力についてはこちら
中国電力についてはこちら
四国電力についてはこちら
九州電力についてはこちら
停電したらインターネットが繋がらないかどうか
なぜ、停電したらインターネットが使えなくなる?
停電するとインターネットに繋がらないことがあります。こちらは2つ以上の通信機器が回線にアクセスしていると起こります。
例えば、光電話やモデムやルーターなどです。ここで問題なのは停電時に全機器が停止する時ではなく、復旧した時です。
電力は復旧すると全ての機器が同時に起動し始めます。このとき、一番回線に近い機器である光終端装置などのモデムよりもルーターが先に起動完了になってしまうとルーターに繋がっているモデムはまだ起動途中なので通信ができません。
そうなるとルーターは回線異常などのエラーとなります。ルーターがエラーになった後モデムが起動しても、ルーターはエラーのまま通信できません。
どうすれば復旧できる
- モデムやルーターなどの通信機器すべての電源をOFFにする
- OFFにしてから約1分経ったら、回線側に一番近い光終端装置やモデムから電源を入れます。
- ルーターの電源を入れる
上掲の様に回線側に一番近い機器から順番に電源をONにすることで回線側からの機器が起動するのでルーターがエラーになることはなく、インターネットに接続できます。
これでも直らない場合は
雷がひどく、停電すると近くの電力線や回線から異常な電力が流れ、ケーブルがモデムやルーターに繋がっている機器に異常な電力が流れて故障を誘発します。このようなことは珍しいことです。未然に防ぐには回線などのケーブルを切断するしかなく、防ぐことは困難に近いです。
不安な場合は雷が発生する度に光終端装置などのモデムではなく、ルーターとモデムを繋いでいるケーブルと電源を外すことでルーターを保護することは可能です。
停電が起きてインターネットに接続出来ない時は通信機器を一度電源をOFFにして1、2分経ってから再度回線側に近い機器から順番に電源をONにするとインターネットに接続できる可能性があります。
もし。これで接続できない場合は機器のどこかが故障している可能性が高いので回線業者に連絡することをお勧めします。
不安な場合は雷が発生する度に家電製品のコンセントを抜いたり、雷サージを設置したりと停電対策を徹底しましょう。
雷サージについては下記の記事をご覧ください!
停電の際の留意点
熱中症に注意
周りに小さい子や高齢者の方がいる場合は特に注意が必要です。停電中はエアコンや扇風機などを使うことができません。
出来る限り部屋の風通しを良くするために窓を開けたり、こまめに水分補給を行うなど体調管理に気をつけましょう。
急な停電に備えて、水の常備は徹底しましょう。災害時の水については下記の記事をクリック!
冷蔵庫の開け閉めは控える
停電中は冷蔵庫内の温度の上昇を下げるためにドアの開閉を控えましょう。冷蔵庫内の食品は心配な場合は保冷剤や袋に入れた氷を冷凍食品の周りに置くと食品の温度の上昇を防ぐことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。地震や台風、豪雨など自然災害の多い日本では停電は珍しいことではありません。もしも事態に備えるために停電に対する知識を蓄えて、冷静に判断できるようにしましょう。
停電した時、冷蔵庫は開けるべき?開けないべき?答えを知りたい方は下記の記事をご覧ください!