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災害対策本部って?非常時や緊急時は名前が変わる?災害対策本部の重要な役割とは

台風(豪雨)

災害対策本部ってなに?他にも似たような機関があるけど、災害対策本部と何が違うの?

みなさん、このような疑問を抱えていませんか?公的機関の名前ってどれも似てる上に聞きなれなくて分かりずらいですよね…

今回は数多くの防災対策を紹介するLife Charm編集部が災害対策本部の概要や役割、そして災害対策本部の種類までを誰にでも分かるように解説していきます。

この記事を読めばアナタの疑問もスッキリ解決間違いなし!災害時に命を救う大きなヒントにもなるはずです。

災害対策本部とは

災害対策本部は災害が発生する時や災害が発生する恐れがある時に、その対応をするために設置される機関です。災害の時だけ臨時的に作られる組織なので、災害がひと段落すると解散します。

災害対策本部は4つの種類がある

災害対策本部には次のように4つの種類があります。

  1. 災害対策本部
  2. 非常災害対策本部
  3. 緊急災害対策本部
  4. 原子力災害対策本部

災害対策本部(災害警戒本部)

災害対策本部は災害対策基本法というものに基いて都道府県や市町村のやり方で設置される機関です。発生する恐れがある場合は災害対策本部ではなく、災害警戒本部という名前で設置されます。

災害対策本部に似たもので地方防災会議というものがありますが、災害対策本部は臨時的な機関(災害の危険性がなくなると解散する機関)で、地方防災会議は常設の機関(常に設置されている機関)です。

災害時は災害対策本部と地方防災会議が協力できるように自衛隊などが仲介して高度なコミュニケーションが行われます。

非常災害対策本部

非常災害対策本部は非情災害が発生し、非常災害の規模が大きく大掛かりなものになると判断された時に設置されるものです。非常災害対策本部は内閣府に設置され、国務大臣が本部長となり防災施策を講じます。

1995年までは閣議決定をしなければ非常災害対策本部は設置できませんでしたが、より迅速は行動が求められるため、現在は閣議決定なしに設置することができます。

緊急災害対策本部

緊急災害対策本部は”著しく異常な非常災害が発生し、非常災害対策本部よりも特別な措置が必要”だと内閣総理大臣が判断した時に設置されるものです。

基本的には非常災害対策本部よりも緊急で重要な防災施策が求められるので、緊急災害対策本部は非常災害対策本部の上位互換と考えられます。緊急災害対策本部が設置される前に非常災害対策本部が設置されている場合は、非常災害対策本部は廃止され、業務を緊急災害対策本部に引き継ぎます。

ちなみに緊急災害対策本部が設置されたのは東日本大震災のみです。また、緊急災害対策本部が設置された災害は特定大規模災害と呼ばれます。

原子力災害対策本部

原子力災害対策本部は原子事故が発生し、緊急的な措置が求められる時に防災施策を講じるために設置される機関です。原子力災害対策本部は閣議にて必要だと判断された時に内閣府に設置されます。

内閣総理大臣が本部長を勤め、経済産業大臣と原子力防災担当大臣が副本部長を務めます。ちなみに東日本大震災で福島第一原発発電所が問題を引き起こした時に始めて原子力災害対策本部は設置されました。

災害対策本部の役割

災害対策本部は主に次のような役割を担います。

  1. 被害状況の確認
  2. 被災地への資源確保
  3. 災害や被害などの情報発信
  4. 各組織の調整や統括

被害状況の確認

災害時の被害状況は目まぐるしく変化します。最新の情報を送られてくるのを待っているだけでは対応が遅れてしまい、多くの命を落とすような事態につながりかねません。

また、災害エリアが広範囲に渡る場合は特定の状況や情報を獲得できないなんてこともあるので、災害対策本部は自らも情報を収集しに行ったり、被害状況を絶えず確認することが求められます。

被災地への資源確保

大規模な災害になればなるほど、食料や水分、毛布などと言った被災地への資源は増えていきます。

また、災害によってインフラが壊され被災地への交通網がなくなることは良くあります。それを全て個人に任せる訳にはいかないので災害対策本部が被災地への資源を確保したり、分配したりする必要があるのです。

災害状況や被害状況などの情報発信

これから避難する人も避難を終えた人も政府や災害対策本部から発信される情報をもとに行動をします。誤った情報が流れたり、情報の発信が遅れたりしたら多くの命を失うキッカケになりかねません。

そのため、災害状況や被害状況は常に最新の情報が集まってくる災害対策本部も他の公的機関のように情報を発信する必要があるのです。

各組織の調整や統括

災害時は数多くの機関や組織がお互いに協力し合わなくてはいけません。それも災害の規模が大きくなればなるほど、機関や組織の数は増えていきます。

各機関や組織を調整し、時には指示を出したり、統括する必要も出てきます。その役割を担うのが災害対策本部なんです。

災害対策本部まとめ

いかがでしょうか?

災害対策本部は4つも種類があります。災害の規模などに応じて指揮する人や団体が異なり、どんな災害にも対応できるようになっています。災害が発生した時のみ設置される機関ですが、災害対策本部の役割はどれも重要で、1つとして欠かすことはできません。

きっと災害時に皆さんの命を救ってくれることでしょう。しかし、災害発生時はどんなことが起こるかわかりません。個人の動きもとても重要になっていきます。Life Charmでは個人からできる災害対策や災害時の正しい行動なども紹介しています。みなさんもこの機会にのぞいていってください!

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