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津波対策は個人でもできる!?もしもに備えた津波対策について紹介します!

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津波対策は個人でもできる!?もしもに備えた津波対策について紹介します!

津波は海の近くに住んでいる方はもちろん、海水浴などで海の近くに訪れた方にとって、常に警戒しておかなければいけない自然災害の1つです。

しかし、津波に対する知見を蓄えていれば被害を最小限に抑えることが出来ます。今回は、津波の被害を最小限に抑えるために必要な知識である個人でできる津波対策についてご紹介します。

津波とは

まずは、簡単に津波について説明します。

津波が到達する時間は?

地震が起きてから津波が陸地に到達する時間は震源地によって異なります。東日本大震災では地震発生から40分〜1時間後、インドネシアのスマトラ沖地震では30分〜2時間30分後に津波が来ているので時間はバラバラです。

地震が起きてから津波がやってくるまで40分と聞くと、地震が起きてから避難するまで結構時間があると思うかもしれません。しかし、こちらは過去の事例です。

震源地によっては地震が起きてから数十分で津波がやってくるという可能性も十分考えられます。震源地によって津波が陸地に到達する時間が変わるということを再度念頭におきましょう。

引き潮と津波は関係あるの?

地域によっては「津波の前に引き潮がある」という伝承が存在します。しかし、この伝承は半分しか信用できません。実際は「引き潮から始める津波」と「急に襲って来る津波」の2パターンがあります。

東日本大震災の場合、引き潮が起こらなかったのに20m以上の津波が生じ、多くの被害を及ぼしました。引き潮が起こったら逃げるのではなく、津波の心配が少しでもあるときはすぐに高台に避難しましょう。

大津波警報と津波警報の違いは?

地震が起こると、気象庁が地震の震度と震源を推測し、海岸で予想される津波の高さを予測します。津波による災害が懸念されると、地震発生から3分以内を目安に警報や注意報が発令されます。

下記の警報や警報が報告されたら、迅速に避難活動を行うことが適切です。

主に警報パターンは下記の3つです。

大津波警報
津波警報
津波注意報
では、詳細を紹介します。

大津波警報

大津波警報は、予想される津波の高さが高いところで3mを超える場所に発令されます。この規模の津波だと木造の家屋が全壊したり、流失したりする可能性があります。

人は津波による流れに巻き込まれます。この警報が発令されたら、沿岸部や川沿いにいる人は、速やかに高台など安全な場所へ避難しましょう。

津波警報

津波警報は予想される津波の高さが高いところで1m以上3m未満を超える場所に発令されます。標高の低いところでは津波が襲い、浸水が起こります。

人は津波による流れに巻き込まれます。津波警報が鳴ったら、沿岸部や川沿いにいる人は、速やかに高台など安全な場所へ移動が必要です。

津波注意報

津波注意報は予想される津波の高さが高いところで20cm以上1m未満を超える場所に発令されます。海の中では人は速い流れに巻き込まれます。

養殖いかだが流失したり、小型船舶が転覆したりするのはこの規模の津波からです。海岸にいる場合は直ちに海岸から離れましょう。

津波から避難する際に知っておきたい3つのこと

ここでは、津波から身を守るために知っておかなければならない3つのことを紹介します。

住んでいる地域の海抜

自身が住んでいる場所の海抜を知ることは津波や大雨から避難する上で重要です。一般的には「津波の高さより海抜の方が高さがあれば安全」といわれていますが、こちらは間違っています。

海抜が低い土地ですと、津波の被害がなくても液状化現象などの被害を受ける可能性があります。内陸に住んでいる方も留意してください。

海抜とは
海水面から陸地の高さを測定したものを指します。

近くの避難場所

津波が襲って来た際、「どこに逃げよう?」と考えている時間はありません。日頃から、もしもの事態を想定して、避難場所を確認することは避難活動をする上で大切です。

海抜が高くても老朽化している建物は地震等で壊れてしまう可能性があるので避難場所としてはおすすめしません。出来る限り海岸から遠く、海抜から高い避難場所を探しておきましょう。

家族などの地域の人と避難場所を共有することで地域全体の防災意識が高くなるのでおすすめです。

避難場所までの避難経路

最後は、避難経路です。津波がきた時に決めた避難場所まで逃げることが出来るかが最も重要です。東日本大震災では車の渋滞が発生し、結果的に多くの方が避難することが出来ず、津波の被害に遭ってしまいました。

このように、避難場所までの道のりで予期せぬ事態が起こることは十分考えられます。避難場所までの複数の避難経路を用意することが得策です。

個人で津波対策をする際に重要な非常用持ち出し袋を準備する

地震や津波は前触れがなく、急に起こるものです。そのような自然災害から身を守るために役に立つのが「非常用袋」です。ここでは、非常用袋の中身を紹介します。

水(1人1日3リットル)
食料品(アルファ米や缶詰、レトルト食品など熱・電気がいらないもの)
ビニール袋
救急セット
ティッシュペーパー
トイレットペーパー
除菌ウェットティッシュ
使い捨てカイロ
ライター、マッチ棒
筆記用具(油性マジック、メモ帳、ペン)
常備薬
簡易トイレ
乾電池
現金・小銭
地図
懐中電灯
携帯ラジオ
歯ブラシ/歯磨き粉
レジャーシート
防寒具

貴重品などを持って逃げたい気持ちは山々ですがまずは自分の命を守ることが大切です。そのため、荷物は最小限にまとめ、貴重品は金庫等に入れておくことが得策です。消費物は賞味期限や消費期限があるので定期的に非常用袋の中身を確認することをお勧めします。

また、食料や水、懐中電灯やラジオなどの電池は消費期限や使用期限があるので期限がきれていないか定期的に確認しましょう。

(参考)非常持ち出し品チェックリスト

まとめ

いかがだったでしょうか?内陸に住んでいる方は「津波なんて」と思っているかもしれません。しかし、埋立地にあるテーマパークや海で海水浴をしている時に津波が来る可能性は十分あります。

「まさか」の事態に備えるために津波に対する知識を増やしていきましょう。役に立ったと感じたらシェアなどよろしくお願いします。


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