Life Charmの編集長です。今回は、家庭で台風(竜巻)の対策方法について紹介します。
もし、外出先で急に台風や竜巻が起きた時の対策も紹介するので、一読のほどお願いします!
台風と竜巻の違い
台風と竜巻の違いは発生の仕組みとそれぞれが持つエネルギーの差です。
台風は太陽の熱で暖められた海水面で発生したエネルギーが渦を巻きだし、その渦周辺のエネルギーを集めて数百キロメートルの大きさまで発達したものです。
竜巻は、海水面という条件はなく冷気と暖気がぶつかり合う前線の中で発生します。強い暖気と冷気がぶつかると巨大な積乱雲が発生し、積乱雲ができると上昇気流などに引きずられて冷気が上昇したりその反動で暖気がダウンバーストしたりしている中で偶然に横向きのロール状の気流が発生します。このロール状の気流がが地上に達した場合に地上では人的被害などが起きます。
このように台風と竜巻は仕組みが異なります。竜巻は地表に達する風速の速さで大きな被害が出ることがありますので注目されますが、その範囲は台風に比べ非常に小さく、大きな竜巻でも台風の持つエネルギーに比べれば比較に成らないほど小さいものです。
台風(竜巻)が起きる前にできる対策方法
竜巻や台風は起きる前に行動を取れば被害を最小限に抑えることが出来ます。ここでは、事前に台風・竜巻が来ると分かっている際にとる行動について紹介します。
屋内にいる場合
竜巻はたとえ屋内でも安全とは限りません。
竜巻は範囲が狭い分、その範囲内への勢力は非常に強力です。
飛来物が飛んできて窓ガラスが割れることも珍しくはありません。
被害を最小限にするために雨戸やカーテンなどを閉めたり、玄関や窓の戸締りをしたりいして、その建物最下層に避難しましょう。
もし、地下など1階より下のフロアーがない場合は窓の少ない場所に避難しましょう。
トイレや風呂場は一般に柱と壁が狭い範囲に集まり、構造強度が高くなっているため他のスペースより比較的に安全といわれています。
竜巻や台風による強風が強いと屋根を壊したり、木造建築の建物が傾いたりしてしまう可能性もあるので、くれぐれも安心するのではなく、ニュースなどで台風や竜巻の情報収集に努めましょう。
屋外にいる場合
屋外にいる時は鉄筋コンクリート製などの頑丈な建物に避難することです。
竜巻は見えてから、こちらに到達するまでに数分ないし数秒です。もし、天気予報などで事前に竜巻や台風などが来ると分かっている場合は
その時間に外出することを避けてください。
屋外で竜巻が起きかつ近くに避難できる建物がない場合、深い溝などのくぼみに身をひそめてバックなどで頭を守ってください。
竜巻が起こっている時は近くのものが見境無しに飛んできます。周囲に飛んできそうなものが無いか細心の注意を払い、竜巻が弱まるまで待機しましょう。
台風(竜巻)が起きた時に家でできる対策
家のまわりにある強風で飛びそうなものを屋内にしまう
同じ風害の台風や暴風のときも同じですが、家の周辺にある花瓶やバケツ、物干し竿など強風で飛びそうなものは屋内にしまってください。
自身のものが強風で飛んでなくなるのは自身の責任ですが、強風で飛んだ私物が飛来物となって、人に怪我をさせたり、建物を破損したりしてしまう可能性も十分考えられるので、自身の事だけではなく相手のことを思いやる心も持って行動しましょう。
屋根の破損対策
1995年に起こった阪神・淡路大震災以降に建てられた家はガイドラインが変わり地震や台風などの自然災害に強いつくりになっています。
しかし、阪神・淡路大震災以前のに建てられた木造建築は屋根や壁が十分整備されていないので、強風により瓦が飛び、落ちるといった被害がありました。
台風や竜巻が来る前に業者に依頼して屋根を見てもらうということは時間的にも金銭的にも負担が掛かるので目視でよいので落ちそうな瓦屋崩れそうな壁が無いか確認しましょう。
瓦の中でも特に「土葺き」は土の上に瓦を乗せる方法なので、ずれや土葺きの場合は一度、業者に相談しましょう。
近年、防災瓦といって瓦同士を組み合わせ、瓦に釘を打ちつけ固定する方法もあります。もし、屋根に瓦を設置したいけど、防災面で心配という方はこちらの防災瓦をおススメします。
また、スレートや鋼板の瓦のメンテナンスが10年周期なので、もし10年に近い場合は早めに業者に点検を頼むことが安全でしょう。
窓ガラスの破損対策
一番の対策は雨戸・シャッターを設置することです。もし、雨戸やシャッターがあれば壊れていないかの確認をし、壊れていなければそれだけで十分です。
しかし、雨戸やシャッタを設置したり、閉めたりする以外にも対策はあります!
窓ガラスの対策方法は下記の記事で紹介しているので、是非ご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?簡潔にまとめると
台風や竜巻が起こった際、注意することは、
台風や竜巻が起こった際は頑丈な建物に避難し、窓ガラスなど破損する恐れのない所に避難
台風や竜巻が起こる前にすることは、
家の周りに飛ぶものが無いかを確認し、窓ガラスなどは割れないような対策を講じる
です。「明日やろう!」では、寝ている場合に台風や竜巻が速度や進路を変えて、思ったより早く接近することも考えられます。台風や竜巻の情報が入ったら、すぐ行動に移しましょう!