皆さんこんにちは、津波のことをどのくらい知っていますか?発生する原理は何となく分かっていても詳しい違いについては案外知らないものです。今回は津波と波浪の違いについて誰でも分かるように簡単に解説していきます。
波浪の前に津波を知ろう!
津波とは地震や地殻変動によって引き起こされる海水の波動のことです。その高さは大きいものから低いものまで様々。地震以外にも地滑りや海底火山の噴火等で引き起こされるものも津波になります。
津波と波浪の違いとは?
波浪は海域で吹いている風によって引き起こされるもので、主に海面上だけの出来事です。津波は海底火山や地震などにより引き起こされるので、海底から海面、つまり海全体の出来事です。よって波浪の長さは短く、数メートル程度になります。一方、津波の波長はとても長く、数百キロメートルに及びます。
そのため津波は長時間によって押し寄せ、山や斜面などを駆け上ります。駆け上がった津波は本来の高さより4倍程高くなることがあり、これを津波が遡上すると言います。
遡上高についてはこちらの記事でより詳しく解説しているのでぜひ、参考にしてみてください。
津波と波浪の違いは波の長さだけではありません。波が引く時にもその違いは生まれます。その違いとはいったいどのようなモノなんでしょうか?
津波と波浪の違いは引き潮!?
津波と波浪は波が引く時の強さが大きく異なります。基本、波浪には引き潮がありません。一方、津波の引き潮はビルや木々を海に飲み込むくらい強いものになります。東日本大震災の時などは津波によってさらわれたものが漂流物としてブラジルまで流れ着きました。そのくらい津波の引き潮は強く激しいものになります。
東日本大震災の津波についてはコチラ
まとめ
いかがでしょうか?
津波と波浪の大きな違いは”波の長さ”と”引き潮の強さ”の2つになります。また、津波は遡上するので非難する時により正確な知識が生死を分けます。ぜひこの機会に津波に対する知識を身に着けてみてください!