南海トラフ地震って一体何?過去にも発生してたの?
みなさんこのような疑問を抱えていませんか?南海トラフ地震と言えば日本政府も危惧している日本最大の巨大地震です。
そこにはしっかりとした根拠があります。実は南海トラフ巨大地震は過去に何度も発生しており、日本の歴史に強く刻み込まれているんです。
今回は数々の災害対策を紹介してきたLife Charm編集部が過去に発生していた南海トラフ巨大地震についてどこよりも詳しく解説していきます。
過去にも発生していた!?南海トラフ巨大地震とは
みなさんは南海トラフ巨大地震が一体どのよなものなのかを知っていますか?南海トラフ巨大地震は日本列島の真下を綺麗に通っているプレートによって発生する大地震のことです。
より詳しく説明するとフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込み、その時に発生する歪みによって引き起こされる巨大地震。日本政府はマグニチュード8前後を記録する巨大地震と危惧しています。
過去に発生した南海トラフ巨大地震
過去にも南海トラフ巨大地震は何度も発生していますが、その被害はどれも甚大なものばかりです。過去にはどのような地震があったのでしょうか?
過去の南海トラフ巨大地震一覧
過去に発生した南海トラフ巨大地震を次の表にまとめました。
発生時期 | 震度 | 概要 |
684年11月26日 | ー | 白鳳地震または天武地震と言われており、津波が襲来し、田畑が約12平方キロメートルが海に沈下したと記されている。 |
887年8月22日 | ー | 仁和地震と呼ばれており、京都の民家などの崩壊により、たくさんの住民が圧死した巨大地震。約1ヶ月の間、余震が続いたと記されている。 |
1096年12月11日 | ー | 永長地震と呼ばれており、東大寺の巨鐘が落下したり、橋が崩れ落ちた巨大地震。津波により400以上の民家や神社、お寺が流された。 |
1099年2月16日 | ー | 康和地震と呼ばれており、津波により田畑が水没したという記しもある。約2年前の永長地震の連動によって起こった地震と考えられているので、永長・康和地震とも呼ばれる。 |
1361年7月26日 | ー | 正平地震または康安地震と呼ばれており、寺などが倒れる巨大地震となりました。地震に伴って発生した津波により、1700戸が流された。 |
1498年9月11日 | ー | 明応地震と呼ばれており、余震が2ヶ月も続いたとされている。また津波により3万5千人以上の死者が出ており、津波のために海と浜名湖がつながった。 |
1605年2月3日 | ー | 慶長地震と呼ばれており、沖縄県などを襲った地震とされている。八丈島、浜名湖、土佐などで津波被害が確認されており、家屋が流出した。地震について書かれている記録には信憑性がなく、津波被害のみの可能性があると言われている。 |
1707年10月28日 | ー | 宝永地震と呼ばれており、広範囲による家屋の倒壊などが記録されている。津波による流失は11000棟以上、死者は1800人以上とされている。 |
1854年12月23日 | 震度7 | 安政東海地震と呼ばれており、家屋の倒壊や焼失が3万件以上、死者が3000人ほどと言われている32時間後に続いて安政南海地震が引き起こされた。 |
1854年12月24日 | 震度6 | 安政南海地震と呼ばれており、9年間余震が続いたとされており、安政の7年間は地震が続出した。15メートルを超える高い津波が記録されている。32時間前の安政東海地震と合わせて安政地震と呼ばれる。 |
1944年12月7日 | 震度6 | 昭和東南海地震と呼ばれており、死者や行方不明者が1223人、18000棟の住家が全壊し、37000棟もの住家が半壊した。流失は3000棟とされいる。2年後の昭和南海地震との時間差連動とみられており、合わせて昭和地震と呼ばれる。 |
1946年12月21日 | 震度5 | 昭和南海地震と呼ばれており、広範囲による津波被害が起こり、1330人の死者が出た。12000棟もの家屋が全壊し、23000棟もの家屋が半壊し、流失が1500棟、焼失が2600棟の大被害をもたらした。 |
最近発生した南海トラフ巨大地震は昭和地震
過去に発生した南海トラフ巨大地震で一番記憶に新しいのは1944年〜1946年にかけて発生した昭和地震です。
1940年代は1000人を超える死者を続出させる地震がたくさん起きており昭和地震は太平洋戦争終戦前後の4代地震の一つと呼ばれています。
また、昭和地震は連動型の地震だったためにそのほかの地震も南海トラフ巨大地震の影響を受けているのではないか?という仮説も出ています。
南海トラフ巨大地震過去まとめ
いかがでしょうか?
南海トラフ巨大地震は過去にも何度か発生しています。そのどれもが数多くの死者と被害を出しており、書物などを通して記録に残されているんです。
100年〜200年の間隔をかけて南海トラフ巨大地震は必ず訪れていることが科学的に判明しているので、遠くない未来にも南海トラフ巨大地震は必ず発生します。
過去の教訓から我々は数多くの知見を得られるはずです。そして同じような被害を二度と運ではいけません。みなさんもこの機会に自宅でできる地震対策をしてみてはいかがでしょうか?