近年、注目されている登山。富士山を登山しようと考えている方や登山したことある方も多いと思います。
今回は、富士山を登山するときに必須と言われている富士山火山防災マップについて紹介します。
富士山火山防災マップとは
富士山は、今から約300年前に噴火した後、現在まで静かな状態が続いています。しかし、地下深くでは今もマグマが活動を続けている活火山です。
そのため万が一噴火しそうになったり噴火が始まったりしたときに備えて、皆さんがみずからの安全を確保するためにどのような知識を学び、どのような行動をすればよいかを知っていただくために、この防災マップを作成しました。
富士山の麓や富士山近隣に住んでいる方や富士登山を考えている方、各々が安全を確保するためにどのような知識を得て、行動を取れば良いかを知ってっもらうために作成された地図が「富士山火山防災マップ」です。
過去の富士山の火山活動からどのような現象が起こるのかを十分把握した上で適当な防災活動を取れるように心がけることを目的としています。
気象庁が発表する噴火や警報
気象庁が噴火予報や警報を発表しています。大きく分けて、「噴火警報」「火口周辺警報」そして「噴火予報」の3つに分かれています。
下記に詳細を記載しているのでぜひ、ご覧ください。
画像出典先:富士山火山防災マップ
富士山の噴火警戒レベルと防災対応
その警報の範囲によって、避難準備をしたり、実際に避難したりと取る行動が変わってきます。警報レベルが3以上だと登山禁止、入山禁止等
危険な地域への立ち入り禁止になるので、登山する1週間前からこまめに富士山の火山状況を確認しましょう。
実際に噴火発表や警報が発令された時はどうする?
富士山火山防災マップには火山噴火起きた際の避難についても記載されています。ここでは、火山噴火に対する避難について簡易的に記載します。
避難する際に確認するチェック項目
噴火発表や警報が発令された時は下記の項目に注意して火山から出来るだけ遠くに避難しましょう。
- 電気やガスの元栓を確認しましょう!ドアの戸締りも忘れずに!
- 印鑑、預金通帳など貴重品も持参
- 非常用持ち出し袋の中の確認
- もし、外出中の家族がいる際は避難先を記載したメモを家の分かりやすい箇所に置く
避難する場合は?
実は、ただ火山から離れれば良いというわけではありません。避難する際も火山噴火の影響を気にしなければいけません。
- 市区町村の方や消防団の肩の指示に従い、焦らず落ち着いて避難しましょう
- 高齢者の方や小さいお子さん、障害を持っている方を積極的に助言しましょう
- 火山灰と一緒に小石も降ってくる可能性があるので、ヘルメットなど頭を保護しましょう
- 土地が低い箇所には有毒ガスが溜まりやすいので、できる限り近づかないようにしましょう
まとめ
登山は気持ちがスッキリしとても有意義なものです。しかし、楽しむためには事前準備はもちろん必須です。
皆さんも、この記事を読んで一緒に登山をする方と一緒に富士山の準備をして、楽しく富士山の登山をしましょう。