お菓子の中でも、かさばらずに長く楽しめる飴。子供の頃から親しみのあるおやつですが、これが非常食に向いていることはご存知でしょうか。成分がほとんど糖分なのでカロリーが高く、水分が少ないので腐りにくいです。小さいのでちょっとした隙間さえあれば、簡単に非常持ち出し袋などの中に入れることができます。口の中に唾液が湧くので水無しで食べることができるという点も非常食としてはとても魅力的です。ここでは、特に日持ちするよう加工された非常食用の飴について紹介していきます。
非常食の飴とは?
通常の飴の賞味期限は1年ほどです。しかし、非常食用に作られた飴は常温で5年も保管することができます。
非常食の飴の特徴
非常時だからこそ、甘いものを食べてリラックスすることは大切です。しかし非常食用のクッキーやビスケットは、パサパサとしているため喉が乾きます。非常時には水の消費をなるべく抑えたいところです。飴であれば食べる際に唾が湧くので水いらずで、少量で長く楽しむことができます。非常食用の飴は普段慣れ親しんでいる飴と味が変わらず、様々なメーカーが発売しているため種類も豊富です。普通の物であれば缶にそのまま入っているタイプでも個包装されていたり、特殊加工されていたりするため溶けてくっついてしまう心配もありません。
非常食の飴の種類
スーパーのお菓子売り場に行けば、ずらりと飴が並んでいる今。非常食用の飴にも、たくさんの種類があります。非常食シリーズであるIZAMESHIの「フルーツドロップ」はもちろん、佐久間製菓の「サクマ式ドロップス」なども。子供の頃から慣れ親しんだ飴までもが、非常食用になって発売されています。
非常食の飴のカロリー・栄養素
非常食用の飴のカロリーは、一粒で10~20kcalほど。疲労回復に効くクエン酸やビタミンなども入っています。
パインアメ缶
パインの輪切りの形が特徴的なパイン飴に、非常食用もあることはご存知でしょうか。通常の袋入りのものは賞味期限が1年ほどですが、こちらは5年もそのまま保存することができます。味は通常の物と変わりありません。容器は缶ですが、中の飴は個包装されているため少しずつ食べられます。パイン果汁が入っているため、糖分の他にビタミンまで摂取ができる優秀な非常食です。
サクマ式ドロップス
佐久間製菓から発売されているサクマ式ドロップスにも、長期保存のできる非常食用の物があります。容器はお馴染みのレトロな缶ですが、白地に赤字で「非常・携帯用」と書いてあるため通常の物と間違う心配はありません。シールをはがすと出てくる「開封済」の文字も、通常の物と同じ仕様です。「チョコ」「ハッカ」「いちご」「オレンジ」「青りんご」「レモン」「ぶどう」「パイン」の8種類のアソートがあるため、これ1つで様々な味が楽しめるのが嬉しいところです。
サクマドロップス
サクマ製菓のサクマドロップにも、非常食用の物があります。「サクマ式ドロップス」とは発売している佐久間製菓とは前身となる企業が同じであるため、どちらもそっくりな名前をしています。こちらのドロップスのアソートは、「いちご」「レモン」「オレンジ」「パインアップル」「りんご」「メロン」「すもも」の7種類。容器は非常口のピクトグラムが描かれ、緑色をしたプラスチックのボトルです。ボトルに緊急連絡先や氏名、避難場所を書くことができるので、いざという時も安心です。
非常食の飴の賞味期限
非常食の飴の賞味期限は、未開封で5、6年の物がほとんどです。含まれる水分量が少なく腐りにくいため、賞味期限も長くなっています。他の非常食の賞味期限が2~5年ほどですから、比較的長い部類に入ります。
非常食の飴のアレルギー
非常食用の飴には、特定原材料は使われていない物が多いです。製造ラインに関しては不明なため、気になる方は問い合わせをしてください。多くの物にフルーツ果汁が使われているので、果物にアレルギーがある方は食べられません。
非常食の飴の値段・購入方法
非常用の飴の値段は、大体100g当たり200~300円ほど。通常の物と比較するとややお高いですが、長期保存が効くことを考えると妥当だと言えるのではないでしょうか。通常のスーパーなどには基本的に売っていないため、Amazonや楽天などのネットショップでの購入がおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。非常食と言うとついつい乾パンやアルファ米などの主食に目が行きがちですが、ストレスを軽減するためにもお菓子は重要です。今回紹介したほかにも様々な種類があるので、ぜひお好みの非常食用の飴を見つけてください。